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異例尽くめのiPhone SE2

iPhone SE2登場?

iPhone SE2と思われる画像が流出している。

www.gizmodo.jp

動画では中国製アプリが多数インストールされていたので、偽物説もでているが、背面のクオリティはAppleの製品そのもの。画像からはiPhone Xの縮小版といえる出来に見える。

  • フルスクリーン(Face ID?)
  • ホームボタン廃止
  • 背面ガラス(ワイヤレス充電に対応?)

iPhone Xの特徴を反映していて、ないのはデュアルカメラぐらいだ。初代iPhone SEを踏襲するスクエアなデザインは、小さなサイズのスマホを嗜好する人には売れるだろう。

Appleの心変わり

片手で容易に使える4インチサイズのスマホを好む人は一定数いる。サイズに比例して多少安価なのも人気の秘密だ。

売れるとわかっているならメーカーとして販売するなら当然だが、Appleの場合だと戦略が変わったことを意味する。

豊富な新機能

AppleがiPhoneシリーズの下位モデルを販売するのはiPhone SEが2台目だ。もう忘れてしまった人も多いと思うが、1台目はiPhone 5cだ。iPhone 5cはiPhone 5Sと共に2013年9月に発表されたが、性能は前年発売の機種であるiPhone 5と同等で、5Sで投入されたTouch IDなどの新機能は省かれた。

2016年に登場したiPhone SEは前年発表のiPhone 6Sにあった3D Touch機能は搭載されず、Touch IDも旧世代のものだった。

iPhone 5c、iPhone SEからわかるとおり、iPhoneの上位と下位モデルは性能に差をつけられており、上位モデルの売上を食い合わないようにしていたが、今回噂されているiPhone SE2には多くの最新機能が惜しみなく投入されている。

順番が違う

フラッグシップモデルに投入された新機能が他の機種に投入されるのはAppleの常道だが、大きなサイズから順次投入されるのが今までの戦略だった。iPadに新機能が投入される場合、iPad miniにはあとから実装されていた。

iPhone Xと同時発表だったiPhone 8、iPhone 8 Plusには、フルスクリーンやFace IDは実装されていないのに、小型サイズであるiPhone SE2に投入されたら異例だ。

この方針転換は、Appleがマス・マーケットを狙っている戦略の一環だろう。

 以前の記事で指摘したように売上拡大のためにAppleは数を売る戦略に転換しつつある。新型MacBook Air発売の噂も、この流れに合致する。

台数を伸ばしたいApple

iPhone Xより廉価な新型iPhone SEに率先して新機能を投入するのは、台数を稼ぐためである。飽和しつつあるスマホ市場で売上を伸ばすためには、高価なiPhone Xだけではなくハイエンド以外のレイヤーでも売上を伸ばす必要が出てきたのだ。

噂通りiPhone SE2が多くの新機能と共に登場し、iPhone SEを上回る人気機種になれば、Appleの新戦略は当たったことになる。まずは価格に注目だ。

www.kantakayama.com