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PS4の次なる飛躍はあるか?

 安定したPS4ビジネス

最近はSwitchの話題ばかりだが、今年に入ってPS4の販売台数はSwitchを越えている。モンハンの影響もあるが、販売開始から5年目に入ろうとしているプラットフォームとしては上出来だ。世界歴代販売台数は歴代PSの中でも最高水準。PS Plusによる定期収入もあり、PSビジネスは安定している。

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今のPS4に足りないのは話題性と将来へのメッセージだろう。

PS VRはVRの宿命から逃れられない

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PS VRは昨年でVR機器としては初めて累計販売台数が200万台越えたが、再三指摘されているようにVR機器はマスに浸透しにくい。ゴーグルや接続ケーブルなど使用するために手間がかかるのと個人でしか楽しめないのは家庭用機器としては致命的だ。

普通のコントローラーのようにPS VRが一般化し「一人一台」になるとは考えづらい。子どもが使用できない課題も残っている。

VR機器が一般化しないと見切って『Nintendo Labo』を開発した任天堂とは真逆のアプローチだ。 

一般ユーザーにはわかりにくいPS4 Pro

「PS4 Pro」の画像検索結果

PS史上初となる同一プラットフォームの上位機器『PS4 Pro』はマス向けではないので、無印PS4の販売台数を超えることはない。3DS LLの大きい画面サイズのように見た目でわかる差異がないので上位機器が標準機器化することは起きていない。PS VRが失速すると、一般ユーザーにはPS4 Proの必要性がますます見えにくくなるだろう。 

次の策は?

今後PS4はどうすればよいのだろう。今のままでも安定した売上があるし、おそらくPS5の登場は当分先で、当面は既存製品のブラッシュアップによるPS4プラットフォームの維持に努めると思われる(どこかで無印PS4とPS4 Proが統合されるかもしれない)。

ただ、このままSwitchの売上が伸び『Nintendo Labo』のような目立つ新製品でSwitchに話題が集中すると、将来の売上に影響しかねない。Switchにユーザーが流れれば、安定収入の源であるPS Plusの会員数も減っていく可能性もある。

VR機器が一般化しないことを認め、新たな施策が求められる。

PlayStation 4 Pro ジェット・ブラック 1TB (CUH-7100BB01)

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