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クラシックミニは任天堂復活のヒント

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ニンテンドークラシックミニ ファミリコンピューター』(以下『クラシックミニ』)の人気は任天堂の想定以上だったのだろう。その証拠に販売開始から3ヶ月経過しても未だに品切れで生産が追いついていない。収録作品も厳選したというよりかなり雑に選んだようにみえる。ライセンスの問題もあるだろうが、収録してほしい作品をユーザーに募集したら絶対にこの内容にはならないはずだ(30作品のうち2作品を『くにおくん』絡みってないでしょ)。

おそらく任天堂は記念碑的にクラシックミニを作ったのだと思うが、安価で昔懐かしいゲームが遊べるので、今ではゲームで遊ばなくなった年齢層がこぞって購入してヒットになった。

 

『クラシックミニ』の成功に任天堂復活のヒントがある。

  • 安価
  • ゲーム人口の拡大
  • ライト層

安くて手軽なら、普段ゲームを買わない層も購入してくれる。そういった人間は複雑なゲームを求めているわけではなく、単純ですぐに遊べるゲームができればよい。特殊なコントローラーも外でも遊べる液晶画面も不要だ。

『Nintedo Switch』は『クラシックミニ』と真逆のアプローチをしている。『ニンテンドースイッチ』は失敗したWii Uと同じ手法だ。

 

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Stick PCのようなUSBに直挿しで動く小型の筐体にクラシックなゲームを最初から詰め込んでおく。新しいゲームはWi-Fi経由でダウンロードできる。新作のマリオが動くぐらいのスペックにして価格を抑えれば、Switchの半額14,800円で販売できる。

任天堂もクラシックゲームが有用なのは理解しているようで、Switchのネットワークサービスに加入するとクラシックゲームが遊び放題になる。クラシックゲームによってライトゲーマー層を取り込もうとしているのだろうが、だったらやはり液晶画面はいらない。スマホ以外に重たい液晶画面付きにゲーム機を持ち出してまでマリオブラザーズを外でやりたくないだろう。

 

スマホと同じぐらい手軽にリビングのテレビで遊べるゲーム機には一定の需要があるはずだ。今までの据置機より単価は落ちるが、メインのゲーマー層をソニーに抑えられている現状、これしか任天堂の生きる道はない。