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Amazonのビジネスモデルは”人”

Amazonにはビジネスモデルがない?

「amazon logo」の画像検索結果Amazonには確固たるビジネスモデルがないといったら反論する人が多いだろうか。強力なリコメンド機能を要する世界最大のインターネット通販がビジネスモデルだと言う人もいるだろうが、現在のAmazonは通販だけではない。

AWSやFire TV、Amazon Video、Alexa、実店舗である「Amazon Go」など、Amazonのビジネスは多岐にわたる。インターネットサービス、ハードウェア、実店舗とITを使うことであればなんでも行っているようにみえる。

Amazonの思想の中心にはあるのは、「顧客中心主義」である。顧客が望むものなら最上級のもの・コトを提供することを目指しているうちにビジネス領域が拡大していった。

「顧客中心主義」を支えているのはITではない。ITシステムを開発し、運営しているAmazonの従業員だ。Amazonのビジネスモデルは何か? と聞かれたら、筆者は「優秀な人材の活用」と答えるだろう。 

Amazonに入社するためには

Amazonの人材戦略は徹底している。一定のクラス以上のポジションを採用するとき、候補者は面接を受けるだけではなく、小論文を提出しなければならない。Amazonでは6人の面接官が別々に6回面接を行い、全員が合意しないとその候補者を採用しない。

採用したあとも従業員は厳しいターゲットが設定され、常に結果が求められる。外資系企業は大体おなじような仕組みだが、他のIT企業から転職した人曰く「Amazonは別格に厳しい」そうだ。

Amazonは全世界的に人材を募集しているが、急成長しているだけではなく、おそらく退職率も高いのだろう。

入社すると「顧客中心主義」についての教育を受けて、社内全員が「お客様のためにもっと良いことはないのか?」を議論する土壌があり、お客様が喜ばない意見や施策を社員同士が阻止する文化がある。

「お客様第一」を掲げる社長は多いが、従業員全員が同じ認識をもたないと真のお客様満足度向上は実現できない。社長がすべての施策をチェックできるわけではないし、全員の社員を指導できるわけではない。社員同士が指摘し合える環境が大事なのだ。

「Amazon 対 他全企業」

優秀な社員が「お客様中心主義」を追求した結果、「お客様が求めること」を次々に実現していったのがAmazon拡大の歴史だ。

インターネット通販やパブリッククラウドで先行しただけではなく、そこからの進化のスピードもライバル企業とは比較にならない。だから、いつまでたってもAmazonとの距離は縮まらず、むしろ広がっていく。「大企業病」「過去の成功体験から抜け出せない」といった問題はAmazonにはまだ見受けられない。

様々な業界で「Amazon 対 他全企業」と構図ができつつあり、その流れは止まりそうにない。

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AirPodsをもっているのに、他のワイヤレスイヤホンを買った理由

格安ワイヤレスイヤホンを購入

AirPodsとは別に、新しい格安ワイヤレスイヤホンを買ったが、AirPodsとくらべて使い勝手が悪くて仕方がない。充電台から外して使用するときに両耳の電源ボタンを毎回押さないといけないのが面倒すぎる。AirPodsなら電源を入れなくても(そもそも電源ボタンがない)ダブルタップすれば再生できる(設定次第だが)。

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AirPodsがあるのに新たにイヤホンを購入した理由は、MacbookとiPhoneの切り替えが面倒だからだ。

AirPodsはiOSデバイスとの接続が簡単というのが売りで、セットアップ時は簡単なステップで完了できるが、切り替え時の面倒な操作は残っている。

 

偽マルチポイント機能

AirPodsは複数のiOSデバイスと同時に接続できるマルチポイント機能はあるが、動作が独特で切り替えは手動で行わなければいけない。

たとえば自宅でMacbookと接続して音楽を聴いた後、屋外に出たらiPhoneと自動で接続してほしいが、手動で切り替えが必要だ。

二台あればMacとiPhoneで一個ずつイヤホンを専用にできるので、切り替えが不要だ。

通常のマルチポイント機能はスマートホンとPCの両方が接続できて、PCで音楽を聴いているときスマートホンに着信があったら切り替えなくても電話で話せるが、AirPodsではできない。MacとiPhoneなら、iPhoneに着信してMacで電話が取れるので問題にならないが、PCとiPhoneや、MacとAndroidでは、そうはいかない。

 次期AirPodsがでるか、可能ならソフトウェア・アップデートで解消してほしいところだ。

Apple AirPods 完全ワイヤレスイヤホン Bluetooth対応 マイク付き MMEF2J/A

Apple AirPods 完全ワイヤレスイヤホン Bluetooth対応 マイク付き MMEF2J/A

 

 

宮本の野望

社長のインタビュー

インタビュー記事の後半で、君島社長は興味深い発言をしている。

一人一台の野望

宮本さんの発言「究極の野望は一人一台」について「可能性としてはある」とフォローしている。この後、ポータブル機であるSwitchなら一人一台もあり得ると発言している。

一方で、3DSは完全な子供向け機器として残るとも言っている。爆発的な売上だったSwitchの影に隠れているが、3DSもまだ売れており、スマホを持てない子ども向け機器の地位を確立している。

大人向けポータブル機はSwitchを脅かす存在はないので、3DSと合わせてポータブル機市場で任天堂は有利な立場にいる。

スマホゲームで学んだ任天堂

自らスマホゲームを開発・販売することで任天堂は多くのデータを収集したに違いない。スマホゲームは普段ゲームをしない層には浸透しても、本格的にゲームを行う(ゲームにお金を落としてくれる)層は専用機で遊ぶ確信を得たに違いない。事実、スマホの影響を懸念されたSwitchは大ヒットした。

ただ、「一人一台」Switchに普及させるためには、子どもにもSwitchを売る必要がある。その鍵が「Nintendo Labo」だ。「Nintendo Labo」はライトゲーマーを狙うのと同時に3DSをすでに所有する子どももターゲットにしている。

「一人一台」の野望に向けて、任天堂は布石を打つ。

Nintendo Switch Joy-Con (L) ネオンブルー/ (R) ネオンレッド

Nintendo Switch Joy-Con (L) ネオンブルー/ (R) ネオンレッド

 

Wii Uとは逆のアプローチだったNintendo Switch

ヒットしたSwitch

Nintendo Switchが売れないという筆者の予測は大外れだったわけだが、Switchに対する筆者の懸念はオリジナルゲームの不足とターゲットカスタマーの不在だった。

 任天堂の方針転換

Switchに予定されていたゲームのほとんどはリメイクか併売で、Switchオリジナルのタイトルは「スプラトゥーン2」「スーパーマリオ オデッセイ」だけだった。

Wiiのときに任天堂が得意としていたライトゲーマーはスマホに奪われ、コアゲーマーがPS4が抑えている市場では、Switchが入り込む余地がないと考えた。

結果は筆者の予測とは真逆にSwitchは大成功を収めた。どうしてSwitchが成功したのか、今ひとつ腑に落ちてなかったが、社長のインタビュー記事を読んで氷解した。

diamond.jp

Switchから任天堂は方針を180度変更したのだ。

Wii Uまではライトゲーマーへの浸透を優先し、ユーザーが揃ってきたところでコアゲーマーにターゲットを広げる戦略だったが、SwitchではコアゲーマーにSwitchが本格ゲームを行うゲーム機だと認識をさせてから、ライト層に広める戦略に変わった。

 

  • Wii / Wii U: ライトゲーマー (Wii Party, Wii Fitなど)→ コアゲーマー(スプラトゥーンなど)
  • Switch: コアゲーマー(ゼルダ、スプラトゥーン2など)→ライトゲーマー(スーパーマリオ オデッセイ、Nintendo Laboなど)

ゲーム機を売るためには、毎月ゲームを購入してくれるコアゲーマーを抑えなければいけないことに任天堂は気づいたに違いない。

コアゲーマーはPS4が抑えているが、任天堂にはマリオなどの豊富なIPがある。ゼルダやスプラトゥーン2を投入することでPS4を所有するコアゲーマーにも浸透できると判断した。 

任天堂が放つ次の矢

「Switchは本格ゲーム機」と認識させてイメージを確立したあとに、少しずつライト層にターゲットを広げる。その嚆矢が「Nintendo Labo」だ。

君島社長が「Laboは教育のためではない」と慎重に言葉を選んでいるのは、「Switchはゲーム機」というイメージを壊したくないからだろう。

その上で、ゲームを行わない(ゲームは子供に良くないと思っている)層にSwitchを買ってもらうために「Nintendo Labo」を投入する。「Nintendo Labo」が新たなプラットフォームとして成功すれば、次々と新しい対応製品が登場し、任天堂ユーザーの拡大に貢献することになる。

今のところ、任天堂の新しい戦略は成功しているように見える。今後の鍵はコアゲーマーを満足させる本格的ゲームを定期的に提供できるかにかかっているし、そのためにはサードパーティーの本格参入が不可欠だ。

Nintendo Switch Joy-Con (L) ネオンブルー/ (R) ネオンレッド

Nintendo Switch Joy-Con (L) ネオンブルー/ (R) ネオンレッド

 

 

Apple Watchを殺すのはアプリ

貧弱なApple Watchのアプリ

しつこくApple Watchについて書く。

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Apple Watchを使用する人は増えているが、新たにアプリをインストールして使っている人がどれぐらいいるのだろう。
筆者は三年間Apple Watchを毎日腕にはめているが、毎日使うサード製アプリはひとつもない。ランニング時に使っているのはNikeのランニングアプリ「Nike+ Run Club」だが、Apple WatchのNikeモデルにプリインストールされているアプリだ。
「通知」「電話」「メッセージ」といった標準アプリでほとんど事足りるが、筆者がたまに使うサードアプリは、こちら。

たまには使うサードアプリ

  • ランニング・・・「Nike+ Run Club」。標準のアプリ「ワークアウト」や「Runtastic Pro」「Run Keeper」などあるが、走行距離をNikeアプリでずっと蓄積しているので変更しないで使っている。
    「Nike+ Run Club」への要望は走行中に「スプリット単位のペース」が表示されないこと。今のペースと通算のペースは教えてくれるけど、直近1キロのペースはわからない。
    「Nike+ Run Club」はApple Watch単体で使用できるけど、iPhoneでアプリを起動するとApple Watchで表示されないことがある。
  • ニュース・・・「Filpboard」。「Google News」「カメリオ」もあるが、「Flipboard」が一番長く記事を読ませてくれる。他のアプリは数行しかニュースを表示できないので、興味がある記事はiPhoneで読み直さないといけない。
  • 交通情報・・・「駅すぱあと」。「乗換案内」「NAVITIME」など複数のアプリがあるが、Apple Watchに求めているのは降りる駅についたら教えてくれる「アラームなので「駅すぱあと」を使っている。
使用しているアプリは本当にこれだけ。Nike以外のアプリは、ほとんど使わない。Apple Watch対応のアプリは以前よりも減ってきている。WatchOSがバージョンアップされて、Watch単体での稼働など要求が厳しくなったこともあり、当初は対応していた「Twitter」「MoneyForward」など利用者が少なかったのか対応をやめてしまった。 

Apple Watchのプラットフォーム化

AppleがApple Watchを新しいプラットフォームとして育てたいなら、この状況を変える必要がある。iPhoneのApp Storeの成功でもわかるとおり、アプリのエコシステムの拡充はプラットフォームづくりに欠かせない(Apple TVも同じ状況だし、Apple以外の製品も同様な課題を抱えているので、Apple Watchだけの問題ではないが)。 

キラーアプリは大事

誰もがApple Watchを使いたいと思えるような「キラーアプリ」「キラージャンル」が求められる。 このままアプリが増えていかなければ、少ないアプリがApple Watchの魅力を損ない、Apple Watchというプラットフォームを殺すことになるだろう。

 

Apple Watchが目指す場所

次世代Apple Watchはどうなる?

次世代Apple Watchが3月に登場する噂があるが、過去の例から見ても半年後のモデルチェンジはないだろう。

www.gizmodo.jp

Appleの決算をみると、Apple Watchの販売は好調のようだから賭けにでる必要はない。せいぜい新しいバンドかブランドとのコラボぐらいに違いない。

例年通りであれば9月に発表される4代目Apple Watchはどんな姿になるのだろう。

カメラが欲しい

何の情報もないが筆者の予想は「カメラ付き」だ。Apple Watchの歴史はスマホの進歩と重なる。Apple Watchは台を重ねるごとに、スマホ機能を腕時計に少しずつ搭載してきた。

  • 初代・・・通知やメール、電話機能。初代iPhoneの機能に酷似
  • 二代目・・GPS機能搭載 (iPhoneでは3Gから搭載)
  • 三代目・・セルラー機能搭載

スマホ機能でもっとも使われるカメラがApple Watchにはない。iPhoneを一緒に携帯しているうちはよかったが、三代目からApple Watchは独立で操作できるようになった。

Apple Watch単体を身に着けてランニングしているときにほしいのがカメラ機能だ。走っていてきれいな夕焼けにであったときに風景を写真に残したい。

Apple Watchの目指す場所

動作速度とバッテリーは改善されるだろう。三代目のバッテリー性能ではApple Watch単体で長時間の通信を行えない。

Apple Watchの機能はスマホに少しずつ近づいていき「iPhoneを持たなくても、まあいいかな」というところまでもっていくのがAppleの野望だろう。その世界でもスマホがなくなることはないし、大画面化が進むiPhoneとの差別化ができると判断しているはずだ。

Apple Watchにみる「たった、それっぽち」にこだわる重要性

セルラー版Apple Watchの利点

毎日Apple Watch series 3セルラー版を身につけるようになって3ヶ月が経過した。series 3の大きな変化はセルラー機能が搭載されて、iPhoneがなくてもApple Watch単体で通信ができるようになったことだ。

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「たった、それっぽち」

series 3が登場したときに、多くの人の意見は「iPhoneをもたないシチュエーションがない」だった。その意見は正しい。実際に筆者がセルラー機能を用いたのはランニングするときだけだ。

初代Apple Watchは、ラグジュアリーな高級時計のリプレースをターゲットにしていたが、高価なApple WatchがAppleの想定通りには受け入れられず、二代目からスポーツウォッチに軌道修正がされた。搭載されたGPSのおかげでiPhoneがなくてもランニング中に正確な歩数を計測できるようになったが、通信機能がなかったのでiPhoneなしでは連絡が取れない状態は変わらなかった。

ランナーにとってはセルラー版Apple Watchは「正常進化」なのだが、走らない人にとっては「iPhoneをもてばいいじゃん」で終わる話だ。

筆者が走るとき、今まではウェストポーチにiPhoneを入れて走っていたが、iPhoneをもたなくてすむようになったのでウェストポーチもつけなくなった。

「たった、それっぽち」のことなのだが、ひとつでもストレスを減らすことが重要なのだ。

ITの歴史は「たったそれっぽち」解消の積み重ね

iPhone 8 / Xから導入されたワイヤレス充電も同様だ。「ケーブルを挿せば」ワイヤレス充電は不要だし、充電速度もむしろ速い。機能的には不要なものだ。しかし、ワイヤレス充電を体感すると、ケーブルを挿す作業がいかにわずわらしいかよくわかる。

昔、Wi-Fiが出始めた頃「LANケーブルを挿せばすむのに、どうして高価な無線LANが必要なんだ」の議論があった。だがWi-Fiが標準的なネットワークとなり、Wi-Fiの普及はPCだけではなく、テレビやスマートスピーカーなど様々な製品をネットに接続することに繋がった。もしも「たった、それだけ」だからとWi-Fiの可能性を無視していれば、今のIoTも登場が遅れただろう。

Appleは床の段差にさえこだわる

Appleの新しい本社「Apple Park」では、社内を歩くエンジニアの思考が遮られないように少しの段差も排除して設計されたそうだ。「段差があるから注意しよう」と頭の隅で思うだけで思考が乱れ、引いては世界を変える製品の開発が遅れる。

「たった、それっぽち」の床の段差が結果に大きく影響する。

Apple Watchのセルラー搭載はiPhoneを持ち歩く「たった、それっぽち」の手間を減らす行為だが、ここを出発点として腕時計型端末が進化し、将来的にはスマートフォンを持ち歩くことがなくなるかもしれない。

時代の速度が早まり、人々の時間と頭脳労働の重要性が増した現在では、少しのストレスに注目し、減らす努力した製品が生き残れる時代になってきている。

 

コンピューターにおける「集中と分散」について

集中と分散

コンピューターの歴史は「集中と分散」を繰り返しているという言説がある。オフコンによる集中管理からクライアント=サーバー型による分散、インターネットによりさらに分散が進み、クラウドによって再びデータとリソースの集中が行われたという説だ。

今まさにエッジコンピューターによる分散がはじまろうとしていて、「集中と分散」説が改めて証明されたといわれる。

コンピューターにおける「集中と分散」は、演算パワー、ストレージの価格、ネットワーク速度のバランスで決まる。オフコン時代はすべてが非力だったため、端末にデータを保管し、計算させることは不可能だった。

演算パワーとHDDを搭載したPCの登場で、クライアント端末でもデータを格納できるようになり、ネットワーク技術の進歩の結果であるインターネットは世界中のサーバーとストレージへのデータ・リソースの分散をもたらした。

2010年代に入ると、増えすぎたサーバーとストレージの管理の負担が増大し、クラウドが登場した。クラウドが実現したのはネットワーク速度の向上とストレージの価格が下落したためだ。

クラウドの時代ではクライアント側に強大な演算パワーは不要になり、小型のスマホでもPCと同等の作業ができるようになった。

再び始まった分散化

ここ数年はAIやディープラーニングに注目が集まり、より強大な演算パワーが必要になってきた。ネットワーク越しで処理するには時間がかかり過ぎるところに、GPUを用いて強化されたクライアントの演算パワーにより、エッジコンピューターの概念が生まれた。

P2Pを拡張したブロックチェーン技術も発明され、中央管理者のいないシステムが構築されはじめている。

エッジコンピューターとブロックチェーンにより、またコンピューターの分散化がはじまったというわけだ。

カギを握る5Gとブロックチェーン

長くなったが、以上が今までのコンピューターの歴史だ。「集中と分散」は、その時の技術とコストによって決まっていたわけで、技術動向によって今後も変わっていくだろう。たとえば高速モバイルネットワークである5Gが普及すれば、ネットワーク遅延も低減し、クラウド上でのサービス提供が標準となるに違いない。

クライアント製品を売りたい企業の思惑を別にすれば、集中管理したほうがコストは抑えられるわけで、リソースとサービスの寡占化が今後は進むと予想する。

懸念はセキュリティだ。集中管理したシステムに情報漏えいが起きれば被害が大規模になる。一企業に管理が集中すれば、企業内部のガバナンスも課題になる。

管理の透明化のためにブロックチェーン技術が注目されているのも必然だ。今後もリソースの集中化は進むが、管理の透明性・民主化を図るための分散技術がより重要視されるのではないだろうか。

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Alexaは「三河屋のさぶちゃん」になれるのか

多種多様なAlexa製品

今年のCESでは、多種多様なジャンルの製品にAmazon Alexaが搭載された。サウンドシステムや冷蔵庫などの家電だけではなく、ついにWindows PCにも搭載された。

これからAlexaはどこへ向かうのだろう。Alexaがもたらすものを整理しよう。

「amazon Echo」の画像検索結果

スキルが不要な「音声」での命令

Alexaの特徴は言うまでもなく「音声認識機能」だ。PC時代はキーボード、スマホ時代になってタッチパネルと進化してきたインタフェースが音声に代わるメリットで、ユーザーの手が自由になることだ。他のことをしながらでもコマンドを入力できるのは画期的だ。

「声」を発するのにスキルは不要だ。老若男女誰でも利用できる。通販のAmazonが「音声認識」に注目したひとつの理由だろう。PCやスマホが使えないお年寄りでも声で簡単に商品を注文できる。

もうひとつ大事なのは家族全員で使える点だ。スピーカーなので自分が発した音声コマンドも結果も近くにいる家族に知られてしまう。パーソナルコンピューターであるPC、スマートフォンも個人で利用するのが基本だ。

Alexaなどのスマートスピーカーは家族や複数の人で利用する前提で作られている。個室よりもリビングに設置されるAmazon Echoが多いだろう。音楽鑑賞もFire TVとの連携(日本ではまだ未対応)もリビングでの使用を想定している。個室だったら声を出すよりスイッチを押したほうが、手っ取り早いですよね。

リビングの覇権争い

これは実に画期的なことだ。過去いくつかの家電メーカーがリビングでの進出を目指したが、成功しなかった。TVに接続するPCやマルチメディアプレーヤーを目指したPS3など、最近ではAndroid TVなどもあったが、リビングのスタンダードデバイスには至っていない。

元々はリビングの中央に鎮座するテレビ画面を、衰えてきた地上波の代わりにどのコンテンツプロバイダーが制するかの争いだったが、ネット配信とタブレット・スマホなどの複数画面をもつデバイスの普及で、テレビ画面の重要性が薄らいできた。それでもApple TV、Fire TV、Cromecastがテレビ画面の専有を競っている。

リビング向け機器の導入が今まで失敗した理由はインタフェースだった。リビングでキーボードは邪魔だし、誰もが気軽に使う訳にはいかない。音声認識と高性能マイクの組み合わせでAlexaはリビングを制覇できるかもしれない。

その先には「サザエさん」にでてくる三河屋さんみたいに御用聞きとしてリビングで注文を伺うAlexaの姿がある。Amazonが「サザエさん」のスポンサーになるとしたら、象徴的な出来事になりそうだ。

Amazon Echo Dot (Newモデル)、ブラック

Amazon Echo Dot (Newモデル)、ブラック

 

【レビュー】Amazon Echo DotとGoogle Home miniの対決!

ふたつのデバイス

筆者はAmazon Echo DotとGoogle Home miniを購入し、同じ部屋においている。「スマートスピーカーは便利なの?」と訊かれることが多い。「スマートフォンは便利なの?」と質問をたくさん受けたiPhone 3Gを購入したときと似ているが、回答は違う。

iPhone 3Gのときは「今後携帯はiPhoneか、それ以外になる」と断言してスマホの隆盛を予測したが、スマートスピーカーについては「なくても困らない」と回答している。すでにスマホがあり、スマートスピーカーでできるほぼすべての機能をスマホで代用できる現代ではiPhoneが登場したときとは状況が異なる。

もちろん人によって生活環境も異なるのでわからないが、今日現在の筆者のスタンスは「日々進化する機器を楽しめる人にとってスマートスピーカーは買い」だ。Amazon Echoはスキルで、Google Homeはサイレントで機能が拡張されている。昨日は回答できなかった質問に今日なら回答できることがある(逆もあり、以前は反応した命令が実行できないこともある)。

スマートスピーカーの進歩を楽しむ感覚は成熟期に入ってきたスマホでは味わえなくなったものだ。昔(といっても数年前)、スマホのOSアップデートをワクワクして待った感覚が好きな人は今のスマートスピーカーを購入しても楽しめるだろう。

 スマートスピーカーの機能のほとんどがスマホで代用できると書いたが、スマホよりも優れている点はいくつかある。筆者が実際に使用してみて、スマホよりも優れていると思える点をあげるので、自身の生活で使えると思った人は買ってみるとよいと思う。

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音楽鑑賞 Amazon Echo > Google Home

スマートスピーカーは「スピーカー」なので、音質はスマホよりも優れている。複数の人が音楽を鑑賞する機会が多いなら、スマートスピーカーの導入を考えてもいいだろう。

筆者の自宅では、自分以外の家族は音楽を聴く習慣がほとんどないが、娘がAlexaに自分が知っている曲をリクエストして聴いている。筆者は有料の音楽サービスに加入していないが、Prime Musicでも結構な種類の曲を聴くことができる。時々「Prime MusicにはないがAmazon Music Unlimitedにはある」と言われて勧誘してくるのは面倒だが(Prime Musicが100万曲以上、Amazon Music Unlimitedは4,000万曲以上)。

Google HomeでもSpotifyを無料で利用できるが、筆者が好む曲はなかなか見つからず、音楽鑑賞はAlexa(Amazon Eco)にお願いしている。

Google ga00216-usホームMiniチャコール

検索 Google Home > Amazon Echo

ちょっと知りたいことで人に聞かれても困らない質問をスマートスピーカーに尋ねるのは便利だ。テレビを視ていて「出演者の年齢」が知りたくなったときとか。

こちらはさすが検索の本家Google Homeの方が使える。Wikipediaを引用することが多いが短くまとまった説明をしてくれる。

Amazon Echo Dot (Newモデル)、ブラック

家電コントロール Amazon Echo (eRemoteとの連携で)> Google Home 

スマートスピーカーの機能で筆者がもっとも使っているのが家電コントロールだ。Amazon Echo、Google Homeとも赤外線コントロール機能はないので、筆者は以前から使用しているeRemoteとAmazon Echoを連携させて使用している。

以前はスマホからeRemoteを操作してテレビやエアコンを操作していたが、最近では「Alexa、テレビを消して」と音声で命令するようになった。

ただし、eRemoteはAlexaの標準スマートホームスキルとして照明とでしか設定できないので、電源のオン・オフ、光量の調整しかコントロールできないが、光量の調整に「チャネルの上下」を設定すれば、「Alexa、テレビを明るくして」とおかしなコマンドでチャネルを変更することができる。

リンクジャパン 〔iOS/Androidアプリ〕 eRemote mini イーリモートミニ MINI

暇つぶし Google Home > Amazon Echo  

おまけだが、暇つぶしにもスマートスピーカーは使える。Google Homeのほうがバリエーションが多いように思える。 

Google Home

「おもしろい話をきかせて」うんちくを教えてくれます。なぜか動物ネタが多い

「なぞなぞを出して」Alexaも対応してくれるが、Googleはシンキングタイム付き

「動物の鳴き声を聞かせて」たまにボケてくれます。

Amazon Echo

「今日は何の日?」この日に昔なにがあったか教えてくれる。Googleも対応しているが、たまに「2月6日火曜日です」しか言ってくれないことがある。

リンクジャパン 〔iOS/Androidアプリ〕 eRemote mini イーリモートミニ MINI
 

 

X以降のAppleの戦略

Appleの新戦略

Appleの決算ではiPhoneの売上は伸びている。台数が伸びなくても製品単価が上がったためで、もちろんiPhone Xの高価格戦略の成果だ。iPhone Xが高くて台数が伸びていない報道もあるが、飽和したハイエンドスマホ市場では価格が1000ドルを越えていなくても大幅な伸びは期待できなかったのだから、製品単価を上げて台数減を補う方針は正しい。

AppleはiOSデバイスを独占しており、Androidへの乗り換えのハードルも高いので、価格を上げてもついてくるユーザーは多い。

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iPadはどうなる?

iPhone X以後のAppleの戦略はどうなるだろう? 過去のAppleの戦略からすると、iPhone Xで搭載した新機能を他のデバイスへ順次搭載してくと考えられる。iPhone 5sが最初に搭載したtouch IDをAppleはiPad、MacBook Proにも順次搭載した。

iPhone Xの新規機能は、OLED液晶、Face ID、ワイヤレス充電だ。今までの定石だとこれらの機能をiPad ProまたはiPhoneの下位機種(iPhone 8s?)に搭載するのだろうけど、iPad ProへのFace IDの搭載はないかもしれない。3D Touchが今でもiPad Proに搭載されていないことが根拠だ。

初期のiPhoneとiPadはほとんど同じ機能で、異なるインターフェイスで混乱しないようにAppleも同一機能の維持を続けていた。そのあとiPadが高性能化し、PCの代替としての役割を求められるようになると、iPhoneとiPadの機能はハード・OSともに分岐していった。

画面が大きいiPadでは3D Touchのようなショートカット機能は不要で、マルチタップジェスチャーとApple Pencilで代替できた。

Face IDも限られたiPhoneのサイズを有効的に利用するためにホームボタンを廃止した結果生まれたソリューションだ。サイズが大きいiPadではホームボタンをなくすメリットは小さい。全画面のタブレットは見栄えは良いが、持ち手を置く場所がなくなる。

ワイヤレス充電も大型タブレットでは搭載するメリットは小さいだろう。

iPhone 8sは?

iPhone下位機種へはFace ID、ワイヤレス充電は搭載されるに違いない。おそらく今年のiPhoneの目玉になるはずだ。

OLEDだけは供給とコストの問題で下位機種には搭載されず、iPhone X(今年の名称はどうなるのか?)の差別化に使われると思われる。製品単価をさらに上げるためにiPhone Xが廃止され、通常のナンバリングiPhoneが昨年のiPhone Xと同等の機能を持つ可能性もあるが。

iPadはひたすらPCへの道を歩む

iPhoneがApple Pencilに対応しないように、AppleはiPhoneとiPadを明確に分けている。iPhoneの機能がiPadに付与される段階は終えて、iPadはiPhoneと袂を分かち、PCの代替への道を進み続けることになる。

 

今買うべきApple Watchのバンドとは?

三年連続で買い替えたApple Watch。今回はApple Watch Nike+ series 3ブラックスポーツバンド(セルラーモデル)を選択した。

本当は新しく追加されたスポーツループが欲しかったけど売り切れていたので、ブラックスポーツループは別途追加で購入した(Nike+のブラックスポーツループは純粋なブラックだが、別売りのブラックスポーツループは赤色の糸が混じっているので、同一ではない)。

インライン - 1

 購入してから4ヶ月、毎日スポーツループばかり使っている。理由は軽量で腕にフットするからだ。純正バンドで唯一10gを切る9g。今まで一番軽量だったウーブンナイロンバンドの12gよりも軽く、つけると数字以上に軽やかに感じるのは腕に密着するからだ。

無段階に調整できるマジックテープ、わずかだが伸縮するナイロン織りのバンドが腕にフィットする。ランニングには最適だし、ブラックなので会社にもつけていける。さすがにスーツのときはミラネーゼループやレザーバンドに付け替えるが。

今年のおすすめはApple Watch Nike+ブラックスポーツループだ。通常版と価格も同じだし、文字盤ぐらいしか違いがないのでランニングをしなくてもNike+を選んだほうがよい。バンドも専用色だし。

 バンドだけを購入するなら、おすすめはスポーツループだ。

 

AirPodsのベストな設定

増えてきたAirPodsユーザー

町中でワイヤレスイヤホンをつけている人を見かけるようになった。ワイヤレスイヤホンが一般的になったのは、発売から一年経ったAirPodsの功績だ。

 

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iOSデバイスなら簡単に接続でき、軽量の割によく保つバッテリー、耳から外すと音楽が自動的に停止する優れた操作性は、他製品ではまねできていない。

 Siriがインターフェイス

AirPodsは素晴らしい製品だが、課題はそれほどよくない音質とSiriを使うインターフェイスだ。一時停止、曲送り、何をするにもSiriを呼び出し、命令しないといけないのは面倒だ。歩きながらだとノイズを拾うのでSiriの音声認識率も下がり、いらいらする機会も多い。

左右別々の機能

Appleも問題を認識していたようで、Apple好みのSiriだけのシンプル操作を諦め、iOS 11から左右両耳に別の機能を割り当てられるようになった。

 設定できる機能は4つ。

  • Siri
  • 再生/一時停止
  • 次のトラック
  • 前のトラック

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これらの機能が左右両耳に別々に設定できる。

おすすめの設定

私のおすすめは、これ。

  • 右耳・・・次のトラック
  • 左耳・・・Sir

 「次のトラック」が便利

最も使いそうな「再生/一時停止」を設定しないのは、「次のトラック」で代用できるからだ。耳にAirPodsをさしただけでは自動的には再生しないので、「再生/一時停止」を選ぶ必要があるが、実は「次のトラック」でも代用できる。ランダムに曲を流しているとスキップしたいときもあるので、「再生」だけより「次のトラック」が便利だ。曲を停止したいときは片方のAirPodsを耳から外せばよい。

音声認識に難があるのに「Siri」を残しているのは「ボリュームの変更」と「通知を読む」ためだ。Apple Watchでも操作してもよいのだが、冬場にコートを着ていると腕をまくるよりも、左耳のAirPodsをタップしてSiriに命令したほうが早い。

一度試してみてください。 

Apple AirPods 完全ワイヤレスイヤホン Bluetooth対応 マイク付き MMEF2J/A

Apple AirPods 完全ワイヤレスイヤホン Bluetooth対応 マイク付き MMEF2J/A

 

Appleの決算に見る山師的経営

過去最高の決算

AppleはQ1の決算を発表した。前年同期比で売上高13%増、純利益12%増の過去最高のパフォーマンスだった。

iPhone Xが貢献

牽引したのはiPhone X。台数は-1%だったが、売上は+13%と、高価格帯であるiPhone Xの発売により製品単価が上昇した。地域別でもっとも売上が増えたのは日本で、日本人のハイエンド志向が全体の売上に寄与した。

「iPhone X」の画像検索結果

伸びるサービス

それ以外では「サービス」(Apply Payやコンテンツ)、「その他」(Apple TVやApple Watch)が大幅に増えた。おそらくApple Watchがかなりの部分を占める「その他」はiPadの売上に近づいており、Appleの新しい柱になってきている。Apple Watch series3は、series 2の2倍だとTimも発言し、3年目にしてひとつのジャンルとしてApple Watchが確立したことを裏付けている。

Apple全体の売上のうちiPhoneの売上が70%を占めていて、iPhone依存体質なのは変わりがない。この十年の間に次の大きな柱を立てようとiPad、Apple Watchなどを生み出してきたが、iPhoneほどの規模にはなっていない。

ヒット商品の有無が業績を左右する

昨日、Swtichは任天堂にとってのiPhoneである、という記事を見かけた。大人気のSwitchを中心にエコシステムを構築し、任天堂の業績を支えるといった内容だった。Wii以降売上が低迷し創業以来初の赤字を計上した任天堂が数年ぶりに息を吹き返した。

ヒット商品はメーカーに長期間貢献するが、もちろんいつ何がヒットするかは誰にもわからない。以前よりも、消費者の嗜好が多様化し、技術の急激な進歩により、何がヒットするのか予測しづらい時代になってきている。ブランドにも頼れない。iPhoneもSwitchも専門家の見方は否定的だった。

だが、一度ヒットすればエコシステムが働き、大きな果実となる。

Apppleが次のiPhoneを見つけられるかは不透明だ。自動運転は第2のiPhoneだったはずだが、先が見えない。

 それでも、iPhone以外の製品の売上だけでも、iPhone以前のAppleの総売上よりもはるかに大きい。他のジャンルを育てながら、次のヒット商品を狙ってAppleは開発を続けていくだろう。従来よりも、メーカーの経営は、”山師的”になってきたのではないだろうか。

 

HomePodはスマートスピーカーではない

HomePod予約開始

発売を延期していた『HomePod』がようやくUSで予約開始になった。Appleが開発に手間取っているうちにAmazon Alexa、Google Homeが日本でも発売されて、ちょっとしたスマートスピーカーブームが起きている。

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ワイヤレススピーカーなHomePod

2011年にiPhone 4SにSiriを搭載し、音声認識機能では先行していたAppleが放つ家庭用スピーカーなので、Alexaなどと同様に捉えがちだが、HomePodはスマートスピーカーではなく、ワイヤレススピーカーと捉える方が適切だ。

 AlexaやGoogle Homeと同様に、HomePodもSiriを用いて音声によって操作できるが、機能は限定的だ。日本未発売なのでHomePodを直接はテストできないがiPhone XのSiriで比較すると先行2機種よりも、Siriの音声認識、質問への正答能力は低い。

目的が異なるAppleの戦略

先行していたのに追い越されたのはAppleの開発能力が低いからだろうか。どのように音声認識を用いるか「目的意識」の違いが差となって現れたのだと思う。

Googleは音声認識を第二の検索情報と捉えて、あらゆる情報を音声で検索できるようにし、Webと同様に莫大な広告収入を音声認識から得ようとしている。

Amazonはもっと露骨だ。Amazon社での販売履歴をもとに過去購入した商品の補充をユーザーに促し、検索情報から新たな商品の提案に繋げている。

一方、広告や通販での収入を目的としないAppleはiOSデバイス(現在はMacも)の使い勝手を良くするために音声認識を用いている。発想が違うのだ。

HomePodにも、Siri同様に検索などの”スマートスピーカー”的機能は付与されているが、家庭用ワイヤレススピーカーの使い勝手を良くするのがSiriを搭載した本来の目的だ。

ユーザー志向のHomePod

HomePodは、AmazonやGoogleのような新たなデバイスとしてのスマートスピーカーではない。Appleがこだわったのはスピーカーとしての使い勝手であり、音質だ。

高価なスピーカーとして顧客にHomePodが受けられるかは未知数だ。ただ、AirPodがSiri搭載を売りにしていなくても使いやすいから売れたように、HomePodが人気になる可能性はあると思う。

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