ところで、こころで

IT、ガジェットについて、あれこれ語ります。Appleネタ多めです

次期プレイステーションを決めるのはネットワークとeスポーツ

PS5はいつ登場?f:id:tkan1111:20180525080047p:plain

都内で開かれた「SONY IR Day 2018」で、次期PlayStationは3年以上先になると小寺CEOが発言した。

japanese.engadget.com

2013年に発売されたPS4は今年で5年目。PS3は6年目でPS4に入れ替わったので、そろそろ新製品の噂がでてきても良い時期だが、CEOは「つぎのPSのあり方を考える3年」と発言しており、当分PS5はでないように取れる。

確かに、現状は次のハードウェアの方向性は見えない。

順調なPS Plus

今のPS4ビジネスは順調だから、いますぐ何かをしなければいけない状況ではない。有料オンラインサービス「PlayStation Plus」の会員が3000万人を超え、SONYの大きな収入源となっている。ハードの売り切りモデルであるゲーム機ビジネスとは異なり、毎月収入があるサービスは経営を安定するために重要だ。ハードウェアのモデルチェンジを行い、折角集めた会員を減少させたくない。

スペックを追求してきたPSシリーズ

一方でよく言われる「枯れた技術の水平思考」でスペック的に平凡だが、今ある技術を使って新しいハードを生み出す任天堂とは対照的に、PlayStationシリーズは常に最新のハードスペックを追求してきた。ハードウェアのモデルチェンジが遅れれば、PSの優位性を失ってしまう。

ただ、PS4PS4 Proというミッドライフキッカーを発売し、市場が求めていた4Kに対応したし、今現在4K以上の画質を求めるユーザーは少ないだろう。

おそらくSONYは、今後開発される技術のロードマップをみて、PS4 ProとPS VRをだすことで、フルモデルチェンジを遅らせる判断を3年前はしたのだと思う。

そこに、今までの据え置き機とは異なる形状で新しい遊び方を提案したNintendo Switchがヒットし、PS VRが伸び悩んでいる中、次の一手を考える必要がでてきた。

当面は、PS Plusの会員数を維持するために新しいゲームを供給しながら、次世代機をどうするか模索していくに違いない。

ネットワークとeスポーツ

ひとつのポイントはネットワークだ。オンラインでPSゲームを遊べるサービス「PS Now」を進化させて、ユーザーのハードウェアに頼らず高品質なゲームを提供する。順調なPS Plusと絡めれば、PS Nowのユーザー数を増やし、ハードウェアを売るよりも安定した売上を得られる。

ただ、現行でもWindowsで遊べるように、究極的には特定のハードウェアは不要になるわけで、ハードウェアの売上の減少は避けられない。ネットワークゲームには常に遅延の問題がついて回る。

もうひとつのポイントは、eスポーツだ。次の国体にウイニングイレブンが採用される報道があったように、eスポーツはスポーツの1ジャンルとして確立されようとしている。今後市場拡大が見込めるeスポーツのジャンルで、PSが「標準機」となれば、大きなビジネスとなる。

今は、eスポーツで使われている主なハードウェアはゲーミングPCだ。ゲーミングPCに負けないハイスペックなマシンをSONYは提供する必要がある。

時代は待ってくれない

このように現在の状況は過渡期だし、SONYが今すぐ結論を出せないのも理解できる。ただ、過去の歴史が教えてくれるのは、改革のスピードを緩めれば、必ず時代に遅れるということだ。決断を下し未来を提示することをSONYは早晩迫られるだろう。

 

iPhoneでNintendo Switchのように「おすそわけプレイ」をする方法

iPhoneで「おすそわけプレイ」

スマホゲームの欠点は、対戦プレイができないこと。ネット経由での対戦はできても、画面が小さいので、一緒にいる家族や友人とその場で対戦できない。Nintendo Switchが人気になった理由のひとつに、2つのコントローラーを使って「おすそ分けプレイ」ができることがあげられる。

実はiPhoneなら可能だ。ただしApple Watchが必要。

iPhoneにインストールしたアプリがApple Watch対応なら自動的にApple Watchにもインストールされる(Apple Watchの設定でWatchのアプリだけアンインストールすることもできる)。

ランニング系アプリやポケモンGOのようにiPhoneApple Watchが連動するアプリもあるが、ゲームによっては、iPhoneApple Watchのアプリを別々に起動できる。

同一画面で対戦や協力プレイはできないが、iPhoneApple Watch両方を使って、二人で同時にゲームで遊べるし、競争もできる。

残念なのはApple Watch対応ゲームで面白いのがあまりないこと。

筆者のおすすめはこのゲームだ。有料だが21種類ゲームあるので、お得だと思う。

Mini Watch Games

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 詳細は、こちら。

tkan1111.hatenablog.com

Apple Watchユーザーは徐々に増えてきているので、今後Apple Watch対応のゲームも増えるだろうし、iPhoneApple Watchで協力・対戦プレイができるゲームが登場するかもしれない。

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「Switch 2台目セット」は3DSの後継機?

 2台目用セット登場

任天堂Nintendo Switch 2台目用セット」をオンラインで販売開始した。

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通常セットからACアダプタとドックをのぞき、通常価格より5,000円安い24,800円という価格設定。Switchの需要が一段落したとはいえ、まだ勢いがある中で素早い投入だ。

ひとり一台

以前君島前社長が「一家に一台からひとり一台売りたい」と発言したように、タイトルには「2台目セット」とあり、家庭での2台目需要を狙っている。

ただ、「2台目セット」は1台目としても遊ぶことができる。SwitchはUSB TYPE-Cケーブルと充電器で充電できるし、ドックがないとテレビモードで遊べないが携帯して遊ぶには問題ない。

3DSの後継?

携帯のみで遊ぶなら、3DS後継機の意味合いがでてくる。任天堂はSwitchが3DSの後継と見られることを慎重に避けているが、Switchを据え置き機、本格携帯ゲーム機両方を今後カバーすると「2台目セット」は暗に伝えているように思う。

 24,800円という価格は、3DSの販売当初の価格25,000円とほぼ同じ(もっとも価格が高すぎて3DSは人気が出ず、半年後15,000円へ大幅値下げすることになったが)。

 任天堂も手がけるスマートフォンソーシャルゲームが大人のライトユーザーを取り込んでいる現状で、3DSの位置づけは子供向け「玩具」に移行しつつある。

Switchはスマホゲームでは満足しないユーザーに向けたゲーム機として登場した。今回の「携帯Switch」は「テレビに映してやるほどじゃないけど、本格ゲームを楽しみたい」ユーザー層を狙っている。

玩具としての後継機

では、「玩具」としての3DSの後継機は登場するのだろうか。任天堂としては現行の3DSをできるだけ引っ張って売っていきたいだろう。子供向けであれば、最新のスペックの搭載に拘る必要はない。

その先は、どうなるか。ひとつの鍵は「ニンテンドークラシックミニ」シリーズだ。昔の据え置き機を縮小してROMにゲームを予め収録したこのシリーズは、ファミコンが好評でスーパーファミコン版が現在売られている。噂によると64版もあるらしい。

今回の「携帯Swtich」が売れて、携帯機で遊ぶユーザーの多くをカバーした後は、ROMに大量のゲームを予め収録した安い携帯機が登場するのではないだろうか。ゲームを買う必要もなく、スマホとおなじぐらい手軽に遊べるゲーム機を子ども向けに販売する。その布石が今の「ニンテンドークラシックミニ」シリーズと考えられないだろうか。

 

 

廉価版HomePodでもリビングを制するには弱い

廉価版HomePod登場?

安いHomePodの登場が噂されている。

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www.gizmodo.jp

Appleが買収した音楽アクセサリーブランドBeatsでの販売も噂される。

www.gizmodo.jp

他社のスマートスピーカーと対抗できる?

日本円で約2万円の価格は現行HomePodの約35,000円(推定)より、かなり安い。本格ワイヤレススピーカーではなくスマートスピーカーとして売るためには、ライバルに近い金額に値下げしないと歯が立たない。

現実に先行販売しているアメリカではシェアをとれていない。

日本では、他社のスマートスピーカー

で売られており、2万円前後であればAppleの高いブランド価値を含めて、競合できる価格帯だ。

ライバルにはさらなる廉価版がある

ただ、Amazon EchoGoogle Homeにも廉価版がある。

日本ではAmazon Echo dot、Google Home Minの方が売れていると思われる(価格.comBluetoothスピーカー売れ筋ランキングでは、miniが1位、Google Homeが5位)。

この価格帯とはさすがに競合しない。

リビングを制するのはIT業界の悲願

IT市場においてスマートスピーカーは徐々に存在感を増している。家庭内に進出し、「Chromecast」「Amazon Fire TV」のようなマルチメディア機器をとおしてテレビと繋がり、リビング全体を支配したいとAmazonGoogleは考えている。

Apple TVとSiriで先行していたAppleだが、スマートスピーカー市場では完全に遅れを取っている。

リビングにコンピューターを設置するのは、多くのIT企業が何度もトライして失敗してきた悲願である。リビングに自社製品を設置できれば音楽や映像配信サービスを浸かってもらえる。ハードだけではなくサービスで稼げる。

Appleがリビングで失地回復するためには、漸次的な値下げより、Google Home Miniに対抗できる廉価版を一気に投入したほうが良いように思う。

Amazon Echo Dot、ホワイト

Amazon Echo Dot、ホワイト

 

ソニー新社長が進める継続的に感動をもたらす方法

新社長の宣言

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ソニーの吉田新社長が「第3次中期経営計画」を発表した。

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カーリングビジネス

カーリングビジネスを拡大したいという意向を示した。リカーリングとは、物を売るだけではなく、その後もサービスなどを継続的に提供することで利益をあげるビジネスだ。

製品を作って販売する売り切りモデルだと、製品に人気がなくなれば売上は減少する。変化が激しいIT企業で継続的にヒット商品を開発するのは容易ではない。そこで継続的に利益を上げるモデルが重要になってくる。

ソニーは、月額サービス「PlayStation Plus」の会員を3420万人を集めた(2017年度決算で発表)。会員は毎月継続的に課金してくれるので、経営の安定に繋がる。

特にゲーム産業はヒットするかどうか予測が非常に難しい。任天堂をみてもわかるとおり、Wiiであれだけヒットしても、Wii Uでは一気に赤字へと転落した。

優れたIPや課金サービスで継続的な利益をあげて、ヒット作品の開発に注力するのは、技術革新が激しい21世紀のメーカーとして正しい姿勢だと思う。

「感動」がソニーの使命

手堅い一方で、吉田社長はソニーが目指すものは「感動」だとシンプルに宣言した。特に感動を作り出すクリエイターに寄り添うという姿勢はコンテンツが重要視される現代において、正しい戦略だと思う。

吉田新社長がどのようにソニーを導くか具体的な策はまだみえてこないが、堅実かつソニーの使命を理解し、経営をすすめる吉田社長の今後は注目だし、期待できると思う。

マラソンに最適なApple Watchのモデルは?

ラソンに最適なモデルは?

Apple Watchは複数のモデルがあって、何を選べばよいか困る初心者も多いと思います。ランニングで使う観点から最適なモデルを考えてみます。 

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アルミニウム or ステンレス

  • アルミニウム

現行Apple Watchにはアルミニウム、ステンレススチール、セラミックの3種類のケースがある。セラミックは高価なので、ランニングに使うのに迷うのはアルミニウムかステンレスだろう。

ステンレスは光沢があり高級感もある。硬い金属なので深い傷がつきにくい。スーツにも合うので仕事にも使える。

一方、アルミニウムは軽量だが傷つきやすい。

ディスプレイの素材もステンレスとアルミニウムでは異なる。ステンレスはサファイアクリスタルを使っていて、アルミニウムはIon-Xガラスを使用している。サファイアクリスタルはちょっとやそっとでは傷つかないが、アルミニウムケースに使われているガラスはコンクリートの壁に擦ると傷がつく。

それでも、ランニングに使うならアルミニウムケースを選ぶ。GPSモデルの42mmで比較すると、アルミニウムが32.3g、ステンレスが52.8gとと20g以上差がある。

ランニングをするなら軽量が何よりも重要だ。腕が重いと気になるし、左右のバランスが悪くなる気もする。ここはアルミニウムケース一択で。

  • アルミニウムケース

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  • ステンレススチール

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38mm or 42mm

  • 42mm

Apple Watch登場した時から議論になるのがサイズだ。たった4mmの違いだが、つけてみると感触が全然違う。

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選択の第一のポイントは、ユーザーの体格だ。手首が130 - 200mmの人は38mmがフィットするというのがAppleガイドラインだ。といっても42mmサイズのガイドラインが140-210mmでかぶっているので、結局つけてみてフィットする方を選ぶしかない。

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ランニングに使う観点からすると、視認性とバッテリーが気になる。走りながらタイムを確かめるには、揺れていても確認しやすい大きな画面が良い。

バッテリーの容量についてAppleは公言していないが、42mmの方がバッテリー容量は多く、バッテリーの保ちが良いようだ。Appleの公式発表ではどちらのサイズでも18時間バッテリーが保つので、フルマラソンでもバッテリーが切れることはないが、充電ができていなかった緊急事態(マグネット充電器がずれやすいので結構ある)を考えると、少しでも大きいサイズを選びたい。

GPSモデル or GPS+Cellularモデル

  • GPS+Cellularモデル

Apple Watch series 3からCellularモデルが追加された。iPhoneがなくてもApple Watch単体でLTE通信ができるので、走りながら音声通話やメッセージの送受信が可能になる。

iPhoneを携帯すればGPSモデルでも動作が変わらないので、ランニングする時にiPhoneを携帯できるなら、Cellularモデルは不要だ。

頻繁にランニングの練習をする人はCellularモデルを選んだ方が良い。たかがiPhoneを携帯すれば良いと思うだろうが、走る度にiPhoneをリストバンドなどに装着する手間は毎日の練習の精神的障壁になる。パンツのポケットに入れるとiPhoneが動いて走りづらい。

ただ、Apple Watch単体での通信は有料だ。

  • NTTドコモ 毎月500円(11月30日まで無料)
  • au 毎月350円(6ヶ月間無料期間あり)
  • ソフトバンク 毎月350円 (無料期間受付は終了している)

iPhoneを携帯する手間を省くことが有料に値するかは人によって異なると思うが、ランニングを習慣にしたいならCellularモデルを買おう。一度契約しても解約すれば、CellularモデルもGPSモデルと同様に使える。

 Apple Watch or Apple Watch Nike+

 これは迷わずApple Watch Nike+(以下Nike+)。Apple WatchNike+の価格は同額なのに、Nike+には専用文字盤が使える特典がある(細かいことを言うと、ケースの裏面にNike+と記載がある)。Nike+専用のバンドもあるので、好みのバンドがあればNike+を選択して損はない。

バンドタイプは?

  • スポーツループバンド

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Nike+だとNikeスポーツバンドとNikeスポーツループバンドが選べる。スポーツループバンドの方が軽量だ(わずか9g。Nikeスポーツバンドは29g)。

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軽いのも素晴らしいが、スポーツループバンドはマジックテープなので無段階調整できるのが大きい。自分の腕にフィットした箇所にバンドを調整できる。

細かいことだが、スポーツループバンドは腕時計を外してもループが外れないので、つけるのに一手間省ける。スポーツバンドだと一方のバンドをもう片方のバンドに差し込まないといけない。慣れないと少し時間がかかる。

シルバー or ブラック

  • 色々なバントを選びたいならシルバー

アルミニウムケースにはシルバーとブラックがある。ランニングするのに、どちらの色でも関係ないので、あくまでも好みだ。色々なバンドに合わせやすいのはシルバーの方だ。スポーツバンド、ウーブンナイロン、スポーツループバンドはカラーの種類が豊富だが、ブラックケースに合う色はブラック系しかない。シルバーケースなら明るい色のバンドも似合う。 

おすすめはApple Watch Nike+スペースグレイアルミニウムケースとブラック/ピュアプラチナムNikeスポーツループ

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以上、見てきたようにランニングするなら、Apple Watch Nike+のCellularモデル、アルミニウムケース、スポーツループバンドがおすすめだ。

あくまでもランニングするために適したモデルなので、仕事でも使うなら別のモデルも選択肢に入る。 

 

意外に難しいiPhoneのワイヤレス充電

ワイヤレス充電は快適

iPhoneは、iPhone X / 8 / 8 Plusからワイヤレス充電に対応した。筆者も自宅・自家用車内をワイヤレス充電環境に変更した。

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tkan1111.hatenablog.com

ただし注意が必要

ケーブルを挿さなくてよいのは心理的負担が減り、非常に快適だ。iPhoneを置くだけで充電できるので使い方は簡単だが、機器を選んでセットアップするのはちょっとややこしい。

というのも、iPhoneはQiという標準ワイヤレス規格に準じているのだが、標準的に普及している10Wの充電機器には対応しておらず、7.5Wという中途半端な電力に対応している。

大は小を兼ねるとばかりに10Wの充電機器でもiPhone対応でなければ、7.5W充電はできず5Wになってしまう。

別に急速充電を求めなければ5Wでも何ら問題ないのだが、今から求めるなら7.5Wに対応しておきたい。

7.5W対応機器を選ぶ

まずは、iPhoneの7.5W対応製品を選ぶ必要がある。前述通り、全ての10W充電機器が対応しているわけではない。

iPhone X販売初期から対応していたBelkinのこちらは7.5W充電に対応している。

 他にも、いくつかの対応製品がでているので、7.5W充電に対応しているか表記を必ず確かめよう。「iPhone対応」とだけの記載は5W充電の可能性がある。

5V/2A以上の電源アダプタが必要

電源アダプタが付属していればよいが、ワイヤレス充電器によっては付属していない場合がある。多くの7.5W充電対応機器は、5V/2A以上の電源アダプタを推奨している。iPhone付属の電源アダプタは5V/1Aなのでアンペアが不足しているので、別途用意する必要がある。

7.5W充電を行うためのまとめ

  • 7.5W充電対応機器を選ぶ
  • 5V/2A以上の電源アダプタを用意する

 

 

「YouTube Music Premium」開始でも求められるGoogle版「Amazonプライム」

新しい音楽配信サービス

Googleは新しい音楽配信サービス「YouTube Music Premium」をスタートした。

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www.itmedia.co.jp

YouTube Music Premium」は広告非表示で、音楽と音楽動画を楽しめるサービスだ。Googleは「Google Play Music」という音楽サービスをすでにもっているが、将来的に「YouTube Music Premium」に統合するそうだ。いまのところ日本は対象外。

YouTube RedはYouTube Premiumに

YouTube Music Premium」は、YouTubeの通常動画は広告非表示にはならない。普通の動画も広告なしで楽しみたいユーザーには従来からある「YouTube Red」が名称を変える「YouTube Premium」を利用する必要がある。

  • YouTube Music Premium・・・音楽・音楽動画のみ
  • YouTube Premium・・・音楽+動画全般 

 ということになる。当然、YouTube Premiumの方が高い(USでは月額2ドル違う)。

Google Play Music」と「YouTube Red」が併存するよりも、Google全体のサービスが音楽のみと、音楽+動画にわかれてスッキリはした。

定額映像配信サービスがないGoogle

Googleは、NetflixAmazonプライムのような定額映像配信サービスをもっていない。あくまでもYouTube Premiumは、YouTubeにアップされた動画を広告フリーで鑑賞できるサービスだ(将来的にオリジナルコンテンツも予定しているらしいが)。

必要なのはGoogle版「Amazonプライム

Amazonプライムのような、音楽と動画の定額配信をまとめた基本サービスがあるわけでもない。Amazonプライムも、より多くの音楽を楽しみたければ別途Amazon music Unlimitedに加入する必要はあるが、Amazonプライムの特典であるAmazon Musicを利用して、それ以上を求める人が選ぶことになるので、とっつきやすい。

Googleの場合、そうした基本サービスがなく、映画を鑑賞したければGoogle Playで映画をレンタルまたは購入する必要がある。Google Play Musicは廃止する予定なのに、Google Play Movieは残るのだろうか。やっぱり、わかりづらい。

Amazonプライムのようにわかりやすい基本サービスを用意して、それ以上を求めるユーザーには新たに課金するほうが理解しやすいように思うが、どうだろうか。

コンテンツを制する者が世界を制する時代

「土管」の手段が勝敗を決めた時代

その昔ネットがなかった頃は、映画などの映像コンテンツを所有することだけではなく、顧客にコンテンツを送り届ける手段が重要だった。

映画隆盛の時代は配給会社の系列映画館数がヒットするかどうかの大きな要素だったし、、テレビ時代になると地上波やBSなどの周波数チャネルの確保、その後はレンタルビデオで伸びたツタヤと、安価な放送手段をもつことが、コンテンツ配信の優劣を決めてきた。

全部AWS

 

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ネットの時代になり、ネット経由での配信が始まると、クラウドなどの技術革新により安価に映像を配信できるようになった。

Amazonプライムはもちろん、 動画配信サービス最大手Netflix、HuluもAWS(Amazon Web Service)上で動いている。

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www.americabu.com

主要な動画配信サービスは同じシステムで動いているので、速度や安定性、メンテンナンス費用に大きな差は生じにくい(自社で管理しているAmazonは少し有利か)。

コンテンツの時代

「土管」としての性能に差がないなら、土管を通すコンテンツの価値が勝敗を決める。同じ映画を映画会社から購入するのであれば、どのサービスも横並びになる。サービス会社は他社と差別化できるコンテンツの確保に注力している。

一方で、多数の優良コンテンツを抱えるディズニーは、コンテンツの重要性が増したと判断して、独自の配信サービスを検討している。スターウォーズやディズニー映画だけではなく、ディズニーは21世紀フォックスを買収し、自社のコンテンツを増やして映像配信サービスの中でシェアを確保しようとしている。

他のサービスは、独自コンテンツを制作して、他社より優位に立とうとしている。Netflixは80億ドル700本のオリジナル番組を年内に開発する予定だ。Amazonプライムも独自開発のドラマだけではなく、日本ではよしもとと連携し独自コンテンツを増やしている。

Appleの反撃

Appleは映像配信サービスで遅れを取っているが、10億ドルの費用をかけて独自コンテンツを開発する計画だ。「ラ・ラ・ランド」でオスカーを獲得したデイミアン・チャゼル監督にドラマ制作を依頼した。

ただ、Appleは定額映像配信サービスをもっておらず、レンタルと販売という古いモデルしかない。Apple Musicのようなサブスクリプシナルなサービスを今から立ち上げて、全世界一億人のユーザーを確保しているNetflixなどに追いつけるのだろうか。

ここはApple Musicと統合して、総合的なサービス「Appleプライム」の開始をすすめたい。

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クリエイターにとってはチャンス?

配信手段の優劣ではなくコンテンツの質が問われる、クリエイターにとっては良い時代になった。一方で、クリエイターや作品を独占して他社との差別化をはかろうと各社は画策する。

競争によってサービスの品質がよくなるのは歓迎だが、ひとつのドラマや映画を観るために、複数のサービスに加入するのもつらい。

Netflixの名を高めた自社制作ドラマ「ハウス・オブ・カード」はブルーレイ/DVDでも販売・レンタルしている。

このように最初は自社サービスのみで配信し、後に販売する手法は今後増えるかもしれない。

 

Apple Watchを買ったら最初に行うべき6つの設定

Apple Watchを身に着けている人を見かける機会が増えてきました。普及期に入り、新たに買う人が増加してきたのでしょう。

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初めてApple Watch買った人が気になりそうな6つの設定を説明します。

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初期設定は簡単

iPhoneと連動するApple Watchはガイダンスに従えば簡単にセットアップは終わります。

support.apple.com

便利に使うにはセットアップ以外にも設定をしたほうが良いポイントがいくつかあります。

「ナイトスタンドモード」をオフ

充電中にApple Watchを置き時計として使える機能。筆者はオフにしている。普通のデジタル置き時計のように常時点灯しているのではなく、時間が経つと消灯してしまい、画面を触ったり、振動に反応したりして点灯する。目についてうざいのでオフにしておこう。

  • iPhoneの「Watch」→「一般」→「ナイトスタンドモード」をオフ

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スクリーンショット」をオフ

サイドボタンとデジタルクラウンを同時に押すとApple Watchの「スクリーンショット」画面が撮影できる。ボタンが小さいので、何かの拍子に間違えて押してしまい暴発する。

筆者のようにブログに画像をアップする必要がない人は、オフにしておいた方が良い。そうしないとiPhoneの写真アルバムに文字盤の写真が並ぶことになる。

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「オーディオAppを自動起動」をオフ

iPhoneApple Watchで音楽再生した時に自動的にオーディオ制御する画面へ切り替わる機能。便利なこともあるけど、普通にスケジュールを見たい時も勝手に切り替わるので、少々うざい。必要な時にサイドボタンからオーディオAppを呼び出せるので、オフにしておこう。

  • iPhoneの「Watch」→「一般」→「画面をスリープ解除」→「オーディオAppを自動起動」をオフ

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スリープ解除後のApp表示

この設定は悩ましい。スリープ解除したときに最後に使用したアプリを表示するのか設定できる。Apple標準以外のアプリ画面を表示してスリープに入ると、スリープ解除後の画面は文字盤に戻る。「ワークアウト」などApple標準アプリを使用中は、スリープ解除後でもアプリの画面を保持する。この設定では、サードアプリ画面の保持時間を決めることができる。

筆者は「最後の使用から1時間以内」にしている。「Nike+ Run Clulb」アプリ起動してランニングする時、文字盤ではなくNikeアプリ画面を常に参照したいからだ。一時間以上走る時は少ないので、「一時間以内」にしている。

サードアプリをあまり使わない人は「使用中」でもよい。この設定だとそのアプリを使用中のときのみ画面が保持される。スリープ解除後は必ず文字盤に戻る。

  • iPhoneの「Watch」→「一般」→「画面をスリープ解除」

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文字盤の設定

18種類ある文字盤のうち、便利に使いたいなら「Siri」と「モジュラー」がおすすめ。リンクの記事を参考にしてください。

tkan1111.hatenablog.com

「Dock」は使うアプリによる

Dockに何を入れるかは使うアプリによると思う。筆者はこんな感じ。たくさんのアプリをDockに入れてもデジタルクラウンを回す回数が増えて、アプリメニューから探す方が素早くなる。

どのアプリを使うかよくわからないうちは「最近使った項目」に設定しておけば、使用頻度が高いアプリをApple Watchが自動的にDockへ入れてくれる。

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初めてApple Watchを使うと気になる点、つまりそうな点を列記した。デフォルトで使用しても、もちろん使えるけど、「これ、ちょっとうざいな」と思ったら参考にしてください。